三方よし

魚はどちらかというと赤身より白身が好きな、わたちゃんです。赤身の回遊魚って泳ぎ続けていないと死ぬなんて、出世争いをし続けている仕事人間みたいですよね。僕は、近海でうろうろしている魚がいいんです。(^O^)

「三方よし」とは、近江商人の心得をいったもので、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」を達成して、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということです。
「シロハゲ」「ニギス」「ケツブ」等、一般の人にはなじみの薄いマイナー魚を提供する外食店が増えているようです。今までは、水揚げが不安定なことや見た目の悪さから、取っても捨てられることが多かった魚が、産地と消費地の橋渡しになる業者の登場等により脚光を浴びるようになりました。味もまあまあのようです。
2011年の日本の沿岸漁業の水揚げは全漁業の4分の1にあたる113万トンでしたが、底引き網漁など魚種の選別ができない漁法も多く、漁獲の3割程度が利用されずに捨てられるなどしていたようです。
漁業関係者は少しでも収入になり、外食店は美味しいものを安く提供でき、商品者もよろこび環境にもいい。
まさしく、「三方よし」の事例ですね。(^O^)
企業の人財もリストラだけでなく流動性が増して「三方よし」の考えて皆がはハピーになれるようになればいいですね。回遊魚もいいですが近海のマイナー魚だって、いい味だしているんです。
さあ、回遊魚の人も近海魚の人も、大海原でノリノリでいきましょう。